8月8日のマツダスタジアムでの試合が象徴的だった。

 先制され逆転、追いつかれ、勝ち越され、そして7回に追いついた。5-5。担当としては、広島相手に互角に戦ってきた中日の意地に期待したのだが、どうしても勝ち切るイメージが浮かんでこなかった。案の定、7回裏からリリーフ陣が打ち込まれて敗戦した。中継ぎ投手への安心感が大きく違った。

 主砲鈴木らを中心にした打撃に目がいくが、支える中継ぎ陣が中日に比べると安定している。その敗戦で今季通算は8勝9敗に。セ・リーグ唯一の対広島勝ち越しチームから陥落した。【中日担当=伊東大介】