今季限りで現役を引退する西武松井稼頭央外野手が、レギュラーシーズン最後の打席をヒットで飾った。

シーズン最終戦は8回に代打で登場。敵地のソフトバンクファンからも拍手で迎えられた。1死一塁で、寺原に2球で追い込まれたが、3球目、高め150キロを流し打ち。しぶとく三遊間を破る左前打を放った。

最終戦を終えると「実感、湧かないですね。ケガなく出させてもらって、優勝も出来た。最後は直球勝負してくれて、ヒットも出て」と、しみじみと話した。

レギュラーシーズンは終わったが、17日からはCSファイナルステージが控える。「ここからですね。CSでもチャンスをもらえるよう、しっかり準備したい」と気持ちを切り替えていた。

日米で25年間。この日の1安打で、日本通算は2090安打(歴代33位)となった。アメリカでの615安打を加え、日米通算2705安打を積み重ねた。

「最後にヒット。やっぱり、ヒットはうれしいですね」と、ニッコリ笑った。