巨人陽岱鋼のいとこでオリックス育成選手の2年目張奕投手(24)が非凡な才能を見せた。5回から2番手で登板して1イニングを3者凡退。最速150キロを計測した。

台湾出身の張奕は、強打を評価され16年の育成ドラフト1位で日本経済大からオリックスに入団。大学時代は投手経験はなかったが、今年6月中旬から投手練習を開始して投手に転向した。

フェニックス・リーグでは4試合目の登板となった張奕は「こっちにきてからほぼ毎日投げている。自分の役割をしっかりとやりたい。勉強しないといけない」とはにかんだ。この日は西村新監督も試合を視察。同監督は「初めてピッチングを見たけど、野手の時よりのびのびやってるんじゃない」と笑顔。「野手の肩の強さがある。頑張ってもらえれば十分チャンスは出てくる」と期待した。