「近藤塾」で鍛錬を積む。日本ハム浅間大基外野手(22)が、来季のレギュラー獲得へ安打製造機の教えを請う。20日のフェニックスリーグの試合後、来年1月にチームメート近藤らが中心の鹿児島・徳之島での自主トレに参加することを明かした。今年は昨年オフに腰の手術を受けたこともあり参加できなかったが、今度は万全な状態で横浜高先輩の技術を盗む。

今季リーグ3位の打率3割2分2厘5毛をマークするなど、近藤は球界を代表するヒットメーカー。そんな一流打者のもとで、浅間は打撃の課題を見直す。「まだまだ(打撃での)ミスショットがある。そこの確率を上げられるように」と、お手本の技を間近で吸収し、課題克服を目指す。

リハビリを経て臨んだ今季は7月29日に1軍昇格し3本塁打。ただ、終盤に出場選手登録を抹消され、クライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦で再昇格も、出番はなかった。「もちろん悔しさはある。そこはしっかり胸に秘めて来年以降につなげていきたい」と気持ちを高めた。

この日の中日戦(SOKKEN)では「1番右翼」で2試合連続のマルチ安打を放つなどアピールを続けている。「来年は5年目になる。もう(レギュラーを)つかまなきゃいけない。しっかりつかみたいなと思います」と力を込めた。【山崎純一】