ソフトバンク大竹耕太郎投手(23)が23日、育成時代の背番号「133」のユニホームで練習に参加した。明日24日、宮崎でのフェニックス・リーグで先発するために、この日は福岡・筑後市のファーム施設で練習を行った。背番号「10」のユニホームなどはCS後、東京から宮崎へ送ったため、ロッカーの奥にあった育成時代のものを着用した。

「初心に帰ります」と、シワが入ったユニホーム姿で大竹は笑った。19日のCSファイナルステージ第3戦では、1回0/3、2失点で降板後、「自分が投げたい投げ方ができなかった」と号泣していた。この日、大竹は「細かいところを考えすぎていた。シンプルにやったら、投げ方を思い出しました」と話し、状態は回復しているようだ。

日本シリーズは40人枠に入れば、毎試合選手を入れ替えることができる。この日、筑後では摂津、中田、五十嵐、寺原、CSでも登板した椎野が調整した。バックアップで控える投手も多く、大竹は「宮崎で結果を出さないと先はないと思う」と日本シリーズのベンチ入りに向けて気合を入れ直した。