「SMBC日本シリーズ」の第6戦が今日3日、マツダスタジアムで行われる。広島新井貴浩内野手(41)はネバーギブアップを宣言。逆転日本一に望みをつなぐ。
追い込まれた広島は、ホームに戻って反攻に出る。負ければ終戦。同時に現役引退となる新井は移動日の2日、チームの思いを代弁した。「後がない状況だけど、明日で終わるつもりはない。みんなそういう気持ちだと思う。たくさんのファンのためにも、このまま終わるつもりはない」。逆転での34年ぶり日本一には3連勝が必要。第8戦で有終の美を飾れば、歴史的なシリーズとなる。
敵地3連敗で王手をかけられたが、ここまで拮抗(きっこう)した内容の連続。新井は「どの試合も紙一重だし、全員の気迫をすごく感じる。2年前のみんなとは全然違う。気持ちもプレーも。頼もしいなと思って見ている」と続けた。日本ハムに敗れた2年前の経験は生きている。まず1つ勝って流れを変えたい。
ファンの思いも同じだ。広島駅の改札内外には、新幹線で戻るナインをひと目見ようと人だかりができた。駅員は総出で対応。リーグ2連覇で凱旋(がいせん)した昨年と似たような熱気に包まれた。新井は「すごいことになってるね」と目をぱちくり。本拠の歓声は、ミラクル日本一への追い風となる。【大池和幸】



