巨人吉川尚輝内野手(23)が29日、都内の球団事務所で契約更改を行い、1500万円増の2800万円(推定)でサインした。

入団2年目の今季は開幕から正二塁手に定着。持ち味の高い守備力で投手陣を救い、中日松坂からプロ1号本塁打を放つなど存在感も示した。一時は打撃不振に苦しむも7月は月間打率3割8分6厘。坂本勇の故障離脱後は正遊撃手も務めたが、8月1日のDeNA戦でヘッドスライディングをした際に左手骨折で残りのシーズンを棒に振った。

「レギュラーになれたとは思っていない。試合に出るため、毎日アピールしていた感じです。来年は1年間、1軍に居続けて、けがをしないこと。少しでも貢献できるようにしたい」と来季の完走を誓った。