「セ界のコバヤシ」が意地を見せる。

巨人小林が600万円増の年俸6000万円で契約更改した。今季、盗塁阻止率3割4分1厘で3年連続リーグトップを死守。セ界屈指の強肩も「現状では全く満足していない。もっともっと高いレベル、高い目標に向かって頑張りたい」と向上を誓う。課題の打撃も改善への兆しを見せた。4月後半に一時、首位打者に立つなど、2年連続打率リーグ最下位からも脱出した。

来季は正捕手争いが激化する。炭谷がFA加入し、阿部も捕手に復帰。歴代の侍ジャパン捕手がひしめくチーム内競争に「挑戦していきたいなと思ってます。しっかり、現実を受け止めて、自分自身の力をつけて勝負していきたい」と言った。ここ3年間、主戦を張るも優勝から遠ざかっている。「たくさんの人の期待を裏切っていると思うので、そういった面では見返したいという気持ちはあります」と力強く言い切った。(金額は推定)