広島大瀬良大地投手(27)が8日、優勝旅行先のハワイから帰国した。一昨年以来の参加となった優勝旅行では前回同様にキャッチボールを行い、ホテル内の施設でウエートトレーニングも行った。「半分休みながら、でも半分は動きながらやってきた」。今季セ・リーグ2冠の右腕には気の緩みなど一切ない。

初のダイヤモンドヘッド登頂に、テレビ収録(中国放送1月1日午後2時30分放送「カープ日本一TV2019」)でヨガにも挑戦した。体が硬い大瀬良はときに悲鳴を上げながらだったが「しんどかったですけど、途中からすごく柔らかくなりました。毎日少しずつ続けていけば、すごく柔らかくなると思うので頑張りたい」。今季体の使い方を見直した右腕が、優勝旅行先でも新たな引き出しを手にした。

来季は広島のエースとなる働きが期待される。緒方監督も開幕投手を「競争」としながらも、万全の準備さえ示せれば「(大瀬良が)筆頭」と認める。周囲の期待は誰よりも本人が感じている。「そこは目指してやっていくものだと思っている」。決意は固い。初の大役となる開幕投手が、エースへ上り詰めるステップとなる。