ソフトバンクのドラフト2位杉山一樹投手(21=三菱重工広島)が7日、大きな洗濯カゴを抱えて福岡・筑後市の若鷹寮へ入寮した。

杉山はスーツ姿にスーツケースと中身が何も入っていない水色の洗濯カゴを持って現れた。「昨日、(引っ越しの)荷物を全部出し終えたあとに残っていた。新しいのを買おうとも思いましたが…」と照れ笑いした。

静岡・駿河総合から社会人へ進んだ時に購入した洗濯カゴへの愛着は強く、この日広島から新幹線で一緒に旅してきた。「恥ずかしいですよね。いろんな人に見られました」。

筑後船小屋駅でバッタリ会ったドラフト1位の甲斐野央投手(22=東洋大)は「前からカゴ持った大きなやつがいて、一瞬で分かりました」と爆笑していた。杉山は高校1年から社会人まで同じグラブを使用するなど、物持ちがよさそうだ。