日本ハム堀瑞輝投手(20)がアリゾナでの今季初実戦で抜群の内容を見せた。

紅組の3番手で4回から登板。2イニングを投げ、打者6人をパーフェクトに抑えた。「今日はコントロールを課題にしていた。6、7割くらいで、力まないようにバランスよく投げられている」。直球も変化球も丹念に低めを突いた。先発調整中で、長いイニングを安定して投げるために試している脱力投法が、はまっている。

ゴロアウトが5つあった。「去年はフライアウトが多くて、その分(35回1/3で被本塁打9と)フェンスを越えることも多かった。先発をやっていく上で球数が減って長いイニングを投げられるなら、そっちがいい」。ブルペン投球から意識していることを、マウンド上でも示せた。栗山監督は「堀の状態はすごくいい」と成長を認めている。先発ローテ入りを目指す3年目左腕が、幸先いいスタートを切った。