オリックスの1、2番コンビが躍動した。1番福田周平内野手は初回に岩貞から右中間への三塁打を放ち、先制点につなげた。9回にも2死二塁から藤川の直球を右中間にはじき、ダメ押しの適時打。この日2本目となる三塁打だった。2安打2四球で勝利に貢献。「四球は調子のバロメーター。もっと出塁率を上げていきたい」と納得の表情だった。

2番西浦颯大外野手は5回2死満塁のチャンスで岩貞の低め変化球をとらえ、中前への2点タイムリー。同郷熊本出身で元広島の前田智徳氏の打撃フォームを研究し、22日からすり足打法に変更。「(球筋が)見やすくなって、右足も開かなくなった」と14打席ぶりのヒットにつなげ、3打点の活躍だ。「チャンスの方が打てそうな気がする」と勝負強さを発揮している。西村監督は「1、2番がこういう形になると盛り上がる」と開幕に向け手応えをつかんだ。