日本ハムは今季初黒星を喫したが、新戦術に手応えを得た。

2日楽天戦(楽天生命パーク)で栗山英樹監督は加藤を「ショート・スターター」として起用。3回で降板させ、4回からバーベイトに継投。2人に6回までを託し、1失点と試合を作った。打線が振るわず敗戦となったが、指揮官は「今日の試合で一番勝ちやすい形は何なのか。本当に狙い通り。加藤の特長が一番出る形なので」と話した。

開幕3連戦では延長戦を含む激闘の連続で、中継ぎ陣をフル稼働していた事情もあった。また、試合開始時点で気温2・5度、雪で一時中断するほど極寒の環境下で最善を尽くした策でもあった。「こっちは批判覚悟。オレは常識を疑えば、新しいものが生まれるはずだと思ってやっている」と前を向く。4日同戦では斎藤を「ショート・スターター」として起用する見込みだ。今後へ向けて楽しみが広がる一戦だった。