“最後のPL戦士”のオリックスのドラフト7位中川圭太内野手(23)がプロ初出場を果たすも、ほろ苦デビューとなった。

故障により離脱したロメロに代わってこの日1軍初昇格。9回1死一塁の場面で代打で登場し、楽天の守護神松井を相手に追い込まれてから外角高めの直球で空振り三振を喫した。「緊張はしなかった。球は見えていましたけど、変化球のキレとか直球のレベルが高いと感じました」と振り返った。

中川はPL学園出身で、卒業した翌16年の夏に同校野球部が活動を休止。最後のPL戦士となる可能性がある。今季は開幕1軍入りは逃すも、ウエスタン・リーグで22試合の出場で打率2割9分3厘、2本塁打にリーグトップの17打点を引っさげ、1軍昇格を勝ち取った。試合後は「どんな状況でも出られるように準備していきたい」と気合を口にした。