慶大が後半に粘り強さを発揮し法大に先勝した。

1-1で迎えた7回裏。2死二塁から1番柳町達内野手(4年=慶応)が、中前にしぶとく運び勝ち越しに成功。8回裏には小原和樹内野手(4年=盛岡三)が左越えの3点本塁打を放ち突き放した。

勝ち越し打を含む2安打を放った柳町は大学通算92安打となり、現役最多。100安打まであと8本と迫った。「いつも通りしっかり振っていった結果。昨秋よりも全然良くなっていると思う」と手応えを話した。

リーグの最多記録は元明大の高山俊外野手(阪神)の131本、そして慶大の先輩にあたる高橋由伸氏(前巨人監督)の119本に続く。まだ、春季リーグ戦は半ば。秋季リーグ戦も残している。通算100安打達成はもちろん、先輩の記録にどれだけ迫れるかも楽しみなところ。「記録は試合になると気にしていません。打席ではしっかり振ることだけを意識している」と、勝利にも表情を引き締めた。