駒大が2回に山ノ井豪成（3年＝青藍泰斗）の左越え2ランで先制すると、3回に3連打で3点を挙げた。中盤には1点差に追い上げられるも、継投で逃げ切り1勝1敗とした。

今季、第2号となる先制2ランを放った山ノ井は「打った球は真っすぐ。狙っていた球だったので、積極的に振りにいった結果です」と胸を張った。

9日の1戦目では体が開いてしまい3三振。「悔しくて、夜、眠れなかった」と振り返る。「今日は何とかして打ちたい」と打席に入る前「レフトスタンドへ打て」という大倉孝一監督（56）の言葉を心の中で何度も繰り返しながら打席に入り、思い通りの打撃に。「昨日の借りも返せたし、チームも勝たせられてよかったです」と安心した表情を見せた。

今春、初めてベンチ入りを果たしリーグ戦を経験している。

「いい経験。僕にとっては、今が大切な時間。その中で本塁打を打ててチームも勝てた。今日は最高です。来週の3戦目は気持ちを引き締めて行きます！」と、笑顔で締めくくった。