巨人阿部慎之助捕手が1日の中日10回戦(東京ドーム)の6回、田島から今季1号を放ってプロ野球19人目の通算400本塁打を達成した。

初本塁打は01年4月13日横浜1回戦(東京ドーム)の河原からで、00年以降に入団した選手では最初に記録した。40歳2カ月で達成は山崎の42歳9カ月に次ぐ2番目の年長記録で、出場2211試合は中村紀の2195試合を抜いて最も遅い。

▼巨人で400本以上は王、長嶋に次いで3人目。阿部は捕手で1666試合出場しており、捕手で1000試合以上出場して400本は野村に次いで2人目。10年には自己最多の44本打ったが、本塁打王は獲得していない。本塁打王なしで400本は5人目。

▼阿部はローズと並び最多の228人から本塁打を記録。ローズの228人目は462号の09年岸(西武)で、400号時はローズよりも多い。阿部が本塁打を打った試合は268勝91敗10分け、勝率7割4分7厘。400本以上では秋山の7割3分6厘を抑えて勝率が最も高い。捕手で長年プレーした阿部にとっては、多くの投手から打ったことよりも、本塁打試合の勝率が高い方がうれしい記録かもしれない。