巨人が広島に大勝し、マジック18とした。

原辰徳監督(61)は打者15人で10点を奪った3回の攻撃について「よくつながったし、相手側の守備というかね、それにも助かったというところもありますけれども。やっぱり4アウト、5アウトという形になるとね、ああいう風にたくさん点が入るんだなと、あらためて守備力というのは重要だなと思いましたね」。

4番岡本には2試合連続の3ランが飛び出した。

「いやいや、見事ですね。初球をライト方向に打てるというのはね、精神的にも、集中力というものが非常にできていたのではないでしょうかね」。

大城は2回の逆転2点適時二塁打を含む4打点。「もともと、打撃はね、いいものを持っている人ですし、このところ安打もちょこちょこ出ているのでね、あとは大きいのを打ってほしいですね」。

丸は移籍後初の満塁本塁打を放った。「ねえ。呼び水としてね、どんどん打ってくれるといいですね」。

先発桜井は8勝目を挙げた。「初回に点数は取られましたけれども、非常にこう、いい精神状態の中で原点に戻ったというか、本来の彼の良さというものを出そうとするね、そういう中で最後まで投げ抜いてくれたという感じですね」。

3回5失点だった前回登板後には監督室に呼んで問いただした。「どういう投手を目指しているんだい、というところですね。変化球投手にでも、あるいは小手先で、という部分は彼の中では決していい方向に行っているとは思いませんでした。今日は非常に力投して、投げ終わった時にはもうへとへとになってマウンドを降りる、という風な投手を目指そうじゃないか、というところで、きょうは良かったと思います」。

甲子園での3連戦に向けて「1戦1戦戦っていくことに全く変わりはありません」と言った。