楽天岸孝之投手(34)の3勝目が遠い。

勝負どころで生命線が明暗を分けた。初回は29球を要しながら1死満塁を切り抜けたが、2回に今宮に先制被弾。4回は内川に2ランを浴びた。ともに追い込んでから内角を狙った直球が真ん中に入った。「2本目が余計ですね」。持ち味である直球の制球が乱れた場面を悔やんだ。

5回6安打3失点。球数は110球とかさんだ。2度の離脱を経験した今季、6月8日の中日戦で挙げた2勝目を最後に白星から遠ざかる。自己ワーストは西武時代の15年の5勝。残り20試合を切った。