阪神矢野監督が来季の「打倒巨人」を誓った。巨人の優勝に「成績を見れば、ウチが貯金を作らせてしまった。もっといい勝負をしないといけなかった」と話した。就任1年目から巨人をライバル視したが開幕6連敗を喫して厳しいスタート。9勝15敗と負け越し、下位低迷の要因になった。

今季の巨人戦防御率は4・23。31被本塁打は全球団との対戦中ワーストで重量打線に屈した。「得点力に一番、差を感じた。丸が入ったことで2、3番が固定された。坂本、丸の相乗効果が大きかった。それと選手層の厚さですね。右投手相手の打線、左投手相手の打線を組めていた。原さんの経験値、勝負手もありましたし、経験は大きかった」と振り返った。指揮2年目の来年は雪辱を期す。「巨人相手に(守備などで)ミスをしたら勝ちにくい。ウチの投手力が対等に抑えても、得点を取れていない。打線の厚み、得点力を上げて、リベンジしたい」と語気を強めた。