楽天岸孝之投手(34)の4勝目はならなかった。

東北学院大の後輩にあたる西武本田との投げ合いで3回まで互いに無失点。4回1死から森の遊撃への打ち取った打球が内野安打となると、続く中村は2球で追い込んでから四球。外崎にも四球で満塁とした後、山川に初球を中前に運ばれ、均衡を破られた。

粘りの投球で援護を待ったが、7回にウィーラーの失策から招いた2死一、三塁のピンチでリードを許したままマウンドを降りた。

直後の攻撃でブラッシュの同点2ランが飛び出し「内容は良かったと思います。でも、先に点を与えてしまったのは良くなかったですね。ブラッシュに感謝です」と振り返った。

今季レギュラーシーズン最後と見込まれる登板は、7回途中6安打2失点。2度の離脱にも苦しみ、西武時代の15年5勝を下回る自己ワーストの勝ち星となる。