腰痛で離脱中の巨人菅野智之投手(29)が登録抹消後初のシート打撃に登板した。

4日、川崎市のジャイアンツ球場でファーム練習に参加。ユニホーム姿で室内練習場のマウンドに立った。立岡、山下航ら打者18人を相手に、5イニングを想定し若手投手と交代しながら実戦に近い形で64球を投じ安打性は2本。スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、ツーシームとさまざまな球種を投げ込み、感触を確かめた。

9月15日阪神戦で4回4失点とした翌16日に登録を抹消。25日に屋外でのキャッチボール、29日にブルペン投球を再開した。10月1日から3日連続でブルペン投球を行うなど、順調に調整を進めている。

9日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの初戦は山口、2戦目はメルセデスが濃厚。宮本投手総合コーチは「ブルペンだけじゃなく、1カ所バッティングだとかゲーム形式で投げてみて、初めて彼のゴーサインは出ると思う」と話しており、3戦目以降での復帰へ向けて調整段階を着実に前進させた。