一般代表のダラーズ(石川・白山市)が、学生代表の武庫川女大(兵庫・西宮市)を4-0で下し、2年ぶり3度目の日本一に輝いた。

ダラーズは1回に1点を先制。2回には一死満塁の好機に内藤の右前適時打で2点、神田のスクイズで1点を追加した。この4点を12歳の桑沢明里(金沢市立大徳中1年)が7回2安打完封の力投で守り切った。

MVPに選ばれた桑沢は70球あまりの省エネ投法で武庫川女大の打線に付け入る隙を与えなかった。女房役は43歳の松本。ベテランキャッチャーの言う通りに投げ、凡打と三振の山を築いた。それでも、得意のストレートは球速110キロ程度の発展途上。「変化球で三振が取れたが、まだまだ60点の出来です。来年は120キロを投げたい」とさらなる飛躍を誓っていた。