東洋大が国学院大を下し勝ち点2として入れ替え戦圏内から脱出した。

試合後の杉本泰彦監督は、ほっとした顔で「戦力がない中でしのぐシーズンだと思っていました。春は最初の中大、国学院大に全精力を傾け、両校が眠っている間に完全優勝することができましたが、秋は同じ戦力でしのぐしかないと思っていました」と苦しい中で戦ってきたシーズンを振り返った。

昨日のドラフト会議でロッテから2位指名を受けた佐藤都志也捕手(4年=聖光学院)は8回の試合を決定づける2ランを含む4打数2安打3打点をマーク。4番としての責任を果たした。「あそこは1発を狙っていい場面でした。今日は絶対に落とせない試合で、何とかチームが勝利をつかんでほっとしています。大学では1年からずっと大変な思いをしてきました」と最終シーズンに入れ替え戦に回ることなく、こちらも肩の荷が下りた様子。

試合後は視察に来ていたロッテの永野チーフスカウトと通路で顔を合わせ、笑顔であいさつをかわしていた。