ソフトバンク福田秀平外野手のロッテ加入が決まり、同じ外野手の荻野貴司外野手がポジション争いを歓迎した。

NPBアワーズ2019に出席し「トップレベルの選手なので、チームの層が厚くなる。競い合いながら、チームの優勝に近づけたらいいなと思う」と話した。ライバルになるが、優勝という目指す場所は同じ。「チームは何年も優勝できていないので、個人的な成績よりもチームを引っ張っていく姿勢を見せたい」と来季を見据えた。

また同アワーズで功労賞を受賞した福浦2軍ヘッド兼打撃コーチは、報道陣の囲み取材を終えると「(取材は)十分じゃないですか。後は、福田くんの記事で」と笑顔を見せた。

◆ロッテの外野手事情 今季は主に左翼を角中、中堅を荻野、右翼を清田とマーティンが守った。34歳の荻野は125試合に出場したが、今年が10年目で初の規定打席到達だったように、常にケガの不安がつきまとう。荻野以外も、来季は清田が34歳、角中も33歳と、レギュラー陣の高齢化は進んでいる。来年が29歳の岡、加藤は控えから脱却し、福田とともに定位置争いに加わりたいところ。来季が3年目の菅野、同2年目の藤原も2軍からチャンスをうかがう。