ソフトバンク千賀滉大投手(26)が「エース手当」で大幅アップを勝ち取った。23日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸1億6000万円からの1億4000万円増となる3億円プラス出来高でサインした。「最大限の評価をしていただいた」と笑顔で振り返った。

2年連続の開幕投手を務め、4年連続2ケタ勝利。最多奪三振のタイトルも取り、ノーヒットノーランも達成した。リーグ最多の投球回数180回1/3や防御率2・79など昨年から改善した数字もあるが、単純に同じ13勝の昨季が3500万円増だったことを考えれば異例の大幅昇給となった。

チームを3年連続日本一に導いた投球成績はもちろんだが、精神面で成長した「立ち居振る舞い」も大きな評価ポイントとなった。千賀も「数字や成績以外にも、立ち位置というところも評価してもらった」とうなずく。三笠GMも「本人のパフォーマンスだけではなく、リーダーとしての自覚が見えた」と説明。練習姿勢や若手へのアドバイスなど、誰もが「エース」と認めるだけの存在になった。

一昨年からポスティングでの米移籍を希望しており、この日もあらためて思いを伝えた。「継続的に気持ちは伝えています」。三笠GMも「考えなければいけないこととして認識している」と、継続的に話し合っていく。育成入団した1年目の年俸270万円から100倍以上に大ジャンプアップした右腕が、エースの覚悟を持ってチームを引っ張っていく。(金額は推定)【山本大地】