西武ドラフト1位指名の宮川哲投手(24=東芝)が、新たな“出世部屋”から羽ばたく。

6日、埼玉・所沢の若獅子寮に入寮した。部屋番号「13」は、旧若獅子寮時代から続く出世部屋番号。清原や松坂ら名だたる選手を輩出している。新しくなった寮でも継続し、期待のルーキーに割り当てられ「自分はまだそんなレベルじゃない。出世部屋と言ってもらえるような選手になれたらいい」と、成長して伝統を受け継ぐ。

新生活には掃除機を持ち込んだ。社会人野球で東芝出身とあって、約3万円で購入した同社製のものを持参。「2年間、お世話になったので東芝製。きれい好きなので、毎日掃除します。暇があったら掃除します」と御利益を信じて部屋を清める。9日から始まる新人合同自主トレに向け「開幕1軍を目指し、任せられたところで抑えられる投手になりたい」と気持ちを高ぶらせた。