上宮高校野球部OB会主催による、楽天三木肇新監督(42)の就任祝賀会が26日、大阪市内で行われた。同校野球部OBらを中心に、181人が参加。卒業生として初のNPB監督を務める指揮官の門出を祝った。

三木監督は会の冒頭に「卒業してからプロ野球の世界に飛び込んで今年25年目。やはり上宮高校での3年間は僕にとってのかけがえのない時間。本当にいろいろなことを鍛えられました。思い出したくないこともいっぱいありますが、今も大変、力になっています」とあいさつ。高校時代の監督で、近大の田中秀昌監督からは「上宮OBで初めての監督。非常にうれしく思うし、誇らしく思います」と激励された。

主将も務めた上宮高校時代は、高校通算23本塁打で強打者として知られ、95年ドラフト1位でヤクルト入り。「(上宮では)諦めないということを教わった。熱心に技術、精神面をすごく教育してもらって。今も土台になっています」。高校時代に学んだことは原点。今でも自身の土台になっている。

あいさつ後は背番号88の楽天ビジターユニホームを着用。胸に「上宮」と刻まれたユニホームを着た田中監督ら恩師に囲まれ、鏡開きを行った。「感謝しかない。秋にいい報告がしたい」。キャンプインを目前に控え、背筋を伸ばした。