楽天の新外国人、J・T・シャギワ投手(29=ドジャース)が31日、キャンプ地の沖縄・久米島野球場で入団会見に臨んだ。

同席した石井GMから背番号15のユニホームを渡されると「パーフェクト!」と声を張り、記念撮影でも「とてもいい気分だよ」と笑みを浮かべた。

米国出身の身長190センチ右腕は、最速158キロの速球、スライダー、ツーシームが武器。昨季はドジャースで21試合に登板し1勝0敗、防御率6・33。メジャー通算は全て救援で85試合に登板し、4勝5敗、防御率4・58を残した。石井GMは求める役割について「チームが勝っているところで、そのままチームを勝利に導いてくれるポジション」と明かした。

シャギワは日本でのプレーを決めた理由に「いいオファー、声をかけてくれたというのもあるけど、違う文化、素晴らしい文化を学ぶいい機会だと思ったので感謝しています」と説明。ニックネームは「ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が『シャギー』と呼んでくれたのが気に入っているので、日本では『シャギーさん』かな(笑い)」と希望した。

キャンプイン前日のこの日は合同自主トレに参加。室内練習場で座ったブルペン捕手へ力のある速球、変化球を投げ込んだ。「ある程度投げる準備はできている。2位になるために来たとは思っていない。チャンピオンになるために頑張りたい」と意気込んだ。