「ハマのプライド」を誇示した。DeNAラミレス監督は開幕延期決定を受け、雨天中止となった阪神とのオープン戦前に取材に応じた。「開幕がいつなのかの連絡を待つしかない。我々はいつ始まってもいいように準備をする」と状況を受け入れた。同時に「NPBに関わるすべての人の決断。健康に関わること。ファンにとって何がベストかを考えた決断をした。それはポジティブなことだ」と、ファンを優先した延期決定だと理解した。

チーム一丸が今こそ求められる。木塚投手コーチは「大変な時期だけど、横浜にはたくさんのファンがいる。まだ先が見えない部分もあるけど、だからこそプロの力を見せようと」と投手陣の円陣で呼びかけた。現状、開幕ローテは今永、浜口に続く4枠は決定には至っていない。石田、平良は有力で、ルーキー坂本、高卒3年目の桜井はアピールが不可欠。同コーチは「ピンチはチャンス。若手にとってはチャンスだと思う」と言う。開幕ローテ争いは延長戦に入る。

▽DeNA坂本裕哉投手(22=立命大)(阪神戦に先発予定も雨天中止となり)「次は(13日から3連戦の)札幌で投げると言われた。そこに向けて準備を進めたい