18カ月ぶりの三塁も問題なし。ロッテに入団した鳥谷敬内野手(38=阪神)が18日、移籍2戦目となる2軍練習試合・巨人戦(ロッテ浦和)に「3番三塁」で先発し、18年9月15日ヤクルト戦(甲子園)以来の三塁守備に就いた。「1球しか飛んできていないので何とも言えないですけど…」。試合後は控えめに振り返ったが、3回1死一塁で三遊間の難しいゴロを簡単にさばいた。

ロッテデビュー戦となった前日17日の2軍巨人戦では遊撃を守っていた。「日替わりでいろんなポジションを守ることは今までなかった。体調面だったり、いろんな部分を感じながらやっていきたい」。打っては右腕桜井相手に2打数無安打。四球を選んだ後は一ゴロ、見逃し三振に倒れた。一方で前日は3打席で計13球、この日は3打席で計16球を確認。実戦不足を補うためにボールの見極めを優先しており「球数をしっかり見られている」と納得顔だ。

約5カ月ぶりの実戦から一夜明け、体の状態を問われると「もしかしたら年で(1日置いて)明日来るかもしれないけど」と笑わせる余裕もあった。19日の2軍練習試合・巨人戦(ロッテ浦和)ではこちらも18年シーズン以来となる二塁を守る予定。「指示されたところでプレーするのが今の自分の仕事なので」と力を込めた。【佐井陽介】