新型コロナウイルスの猛威がプロ野球の開幕を異常事態の「白紙」に追い込んだ。12球団代表者会議を3日、都内で開き、4月24日の開幕を再々延期することを決めた。 感染状況が悪化を続け、先行きが見通せないことから新たな開幕日は設定せず、4月下旬から5月上旬にかけて船出のタイミングを模索する。

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▽巨人原監督(4月24日開幕が消滅し)「日程的なものというのが、また次に変わったというところで、我々も熟慮しながら、開幕に向けていいスタートが切れるように正しく時間を使っていきたいと思います」

▽DeNA三原球団代表(12球団代表者会議での決定事項に)「世の中の状況を鑑みると致し方ないという思いです。(活動停止は)現時点では予定はありません。選手のコンディション維持の環境は準備したいと考えています」

▽中日与田監督 開幕が決まっていない中で、まず最優先は新型コロナウイルスの感染を防ぐこと。その中で選手の体調管理をしっかりやっていきます。

▽西武森(開幕再延期を受け)「再びファンの皆さまをお待たせしてしまうのは心苦しいですが、僕たち選手は、開幕するその日までしっかり調整していくだけです。今、大変な思いをされている方が多い中、本当に1日でも早くこの状況が収束することを願っています」

▽楽天三木監督 今回もいろいろな中での判断だと思います。この現状をしっかり受け止め、理解を示し、全力で協力していきたいと思います。開幕がさらに延期、チーム活動一時休止中という状況ではありますが、我々はやれることを日々尽くし、プロ意識を高く持ち、この状況を乗り越えたいと思います。チームにとって、また、ファンの皆様にとって、少しでも良い形で今シーズンの開幕を迎えれるよう、調整、準備をしてきたいと思います。

▽オリックス西村監督 今の日本の状況を考えると、4月24日に開幕できないということは、仕方のないことだと思います。先の見えない現状を、なんとか日本全体でしのぎ切らなければいけません。感染しないようにするにはどうしたらいいかということを、チーム全員でも考えなければいけません。新しく開幕の日程が決まったら、そこへ向けてしっかりと準備をするということしかありません。