あの瞬間の言葉が、今に生きている-。日本ハムを勉強する「Fゼミ」、今回は言葉の持つ力に迫る「国語」の授業。節目のシーンや、残念ながら紙面からこぼれた印象深いコメントまで、それぞれの言葉には人物像が浮かびます。題して「あの日あの声」。西川遥輝外野手(28)です。皆さんが印象に残っているコメントも、担当ツイッターアカウント(@nikkan_fighters)で随時募集します。

「正直悔しかった。よくしてくれる先輩なんですけど、ライバルでもある。うれしかったけど悔しかった」(12年6月27日、楽天戦でプロ1号。前日に2学年上の杉谷がプロ初本塁打を放っており、喜びよりも悔しさをあらわに。負けん気の強さは、当時から健在でした)

「(2軍に)落として下さいって、自分から何度も言おうとしたんです」(15年シーズン終了後。この年、2年連続で盗塁王を射程に捉えていながら打撃不振。シーズン終盤に栗山監督から降格を告げられ素直に受け入れた理由でした)

「失敗数も少なくいけましたが、もうちょっと頑張れたかな、とも思います」(17年10月10日、球団史上初の2度目の盗塁王獲得も満足せず。翌18年に3度目の盗塁王を獲得することになります)

「中田さんが僕たちをサポートするために、キャプテンになった。打点を稼げば(周囲から)何も言われないだろうし、そういう背中を見せてほしい」(17年12月5日の契約更改で。中田新キャプテンを、どうサポートするか聞かれてハルキ節をさく裂。注文を忘れませんでした)

「あとは大将(中田)を傘下に入れるだけです」(2月22日、沖縄キャンプで。主将としてチームをまとめるには、前主将の存在が大きいんです)