日本ハムは8日、札幌ドームに観客を入れた際の新型コロナウイルス感染防止対策などを公開した。現在、無観客で開催されているプロ野球だが、10日からは、5000人を上限に現地観戦が可能に。札幌ドームは、14日ロッテ戦から実施される。

外野席を除いて開放される観客席は全席指定で、横3席、縦1席の間隔が空くよう確保。家族は例外とされており、スペース内で固まって座り観戦することができる。

球団側は、日本野球機構(NPB)が発表した有観客開催におけるガイドラインに沿って、サーモグラフィーによる検温、球場内でのマスク着用、手指消毒などを徹底する方針。また、飲食店やチケット売り場など約90店舗に、自治体が提供する「北海道コロナ通知システム」のQRコードを掲示、メールアドレスの登録を推進しており、ウイルスの感染拡大を防ぐ。

8日現在、チケットの売り上げは初戦の14日と週末で7割ほど、平日は5割ほどと伸び悩んでいる。球団関係者は「安全対策はしっかりしているので、安心して球場に足を運んで、生で試合を楽しんでいただけたら」と、新たなスタイルでの観戦をアピールした。【中島宙恵】