阪神は新外国人ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)が甲子園デビュー戦で値千金の決勝アーチを放ち、3連勝に伸ばした。両チーム無得点の7回無死一塁。巨人メルセデスの浮いたスライダーを完璧に仕留め、右中間最深部に3号2ランを放った。開幕直後から左腕を打てず、この対戦前まで15打数1安打の打率6分7厘だったが、勝負を決めるひと振りだ。 守護神藤川が9回に登板して試合を締めた。6月27日DeNA戦以来、12日ぶりの今季2セーブ目をマーク。名球会入り条件の日米通算250セーブまで残り5個のカウントダウンだ。

チームはメルセデスには18年に4戦で白星なしの2敗、防御率0・61と抑えられ、19年も2戦2敗で防御率1・80と大苦戦していた。やっかいな天敵から、3年越しでようやく土をつけた。