ソフトバンクが日本ハムに惜敗した。バンデンハークが負傷のため、代役でプロ2度目の先発となった笠谷が3回3失点。打線も反撃したが、あと1点届かなかった。

「魔の木曜日」だ。なぜか、7月に入ってから木曜日はこれで4連敗。先週のオリックス戦は連勝が5でストップし、カード唯一の黒星でもあった。工藤公康監督(57)は「たまたまだとは思います。どの曜日も負けようとは思っていないんですが」。前日22日は今季初の首位タイとしたが、勢いに乗り切れず、2位に後退した。

敗戦でも明るい材料はあった。2番手の板東が4回無失点と好救援。前回登板の16日オリックス戦に続き、試合を引き締めた。工藤監督は「すばらしいピッチングでした」と評価。次回以降については「結果を考えれば」と先発起用も示唆した。板東自身も「今日も先発したい気持ちはあった。いずれつかむために、与えられたポジションでしっかり投げたい」と気合は十分だ。

木曜日とは逆に、金土日はここ2カードで全勝中だ。指揮官は「明日が大事だと思います」。4カード連続の勝ち越しへ、ウイークエンドから巻き返す。【山本大地】