巨人が誇る「トイ・ストーリー打線」第2弾の時間だよ~♪ まずはこの人。バズ・ライトイヤーばりの肉体を持つ岡本和真内野手(24)は、12球団トップタイの11号ソロ。チームの「主役」ウッディこと坂本勇人内野手(31)は、63打席ぶりのアーチ。吉川尚輝内野手(25)亀井善行外野手(37)にも1発が飛び出た今作は“前作よりも”豪華な内容となった。10年ぶりに2戦連続で4発をマーク。主要キャラクターが、神宮に花火を打ち上げたとさ。

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巨人が誇る「トイ・ストーリー打線」第2弾が、神宮で、公開された。3点リードの3回。体重100キロ、バズ・ライトイヤーばりの肉体を持つ岡本和真内野手(24)は「無限のかなたへ」と言わんばかりに、バックスクリーンへレーザー光線。「いいスイングができた」。楽天浅村に並ぶ12球団トップタイの11号ソロを放った。

映画の主役がウッディならば、チームの「顔」坂本勇人内野手(31)も黙っていない。63打席ぶりのアーチで応えた。4回に右中間へ4日中日戦以来のアーチ。「逆方向にいい形で打ち返せたと思う」と、4号2ランとした。

大人気キャラクターに負けじと、存在感を放ったのはこの2人。任務に忠実な兵士「グリーンアーミーメン」。普段はバケツの中にいて、途中から活躍する本家同様に吉川尚輝内野手(25)も、先発はこの日で30試合中、17試合目。その中で1回に3戦連発の6号2ラン。スタメンを与えられたら、確実に仕事をこなす。「1日1日を必死にやっていきたい」。見た目は恐竜の「レックス」も文字通り、暴れた。一見すると怖そうな見た目とは裏腹に、実は心優しき男。亀井善行外野手(37)も6回にダメ押しの2号ソロを右翼へ運んだ。

ミスター・ポテトヘッドことウィーラーに1発はなくとも、チームで2戦連続の4発は10年ぶりの出来事。“前作”よりも、登場人物が多く、豪華な内容で今エピソードを締めた。

第1弾から3日後にもかかわらず、登場人物が増え、バージョンアップした第2弾。全てはファンのため。28日には、いよいよ東京ドームで初の有観客試合(対DeNA)が待っている。「俺~がついてるぜ~」。セ界で大人気キャラクターたちが、もうすぐ本拠地にやって来る。【栗田尚樹】

◆トイ・ストーリー ディズニー配給の米人気アニメ映画シリーズ。第1作は95年11月に全米で公開され、大ヒット(日本では96年3月公開)。おもちゃの世界のウッディ、バズ・ライトイヤーらが人間の世界を冒険する物語。最新の4部作目は19年7月に日本で公開され、興行収入100億円を突破。全シリーズ世界的ヒットで、子どもから大人まで愛される。

◆「トイ・ストーリー打線」VTR エピソード1は、23日中日戦(ナゴヤドーム)。1-1で迎えた8回。「ウッディ・坂本」が二塁打、「バズ・岡本」は2点適時二塁打でつなぎ、ミスター・ポテトヘッドことウィーラーがダメ押しの1発。この回、一挙に5点を奪った。おもちゃの世界のごとく、主要キャラクターの活躍で面白いように点が入った。

▼巨人は25日ヤクルト戦の丸2本、ウィーラー、吉川尚に続き、2試合連続で4本塁打。巨人が2試合続けてチーム4本塁打以上を放ったのは、10年8月26日中日戦(東京ドーム)で6本(坂本2本、ラミレス2本、長野、小笠原)同27日広島戦(マツダスタジアム)で4本(小笠原、エドガー、ラミレス、古城)を記録して以来10年ぶり。