ヤクルトは9日から、広島と敵地で3連戦を迎える。広島出身のヤクルト高津臣吾監督(51)にとって、マツダスタジアムは特別な思い入れのある球場だ。

7月、マツダスタジアムで初めて指揮をとった。広島市内の出身。球場は、小さな頃から身近な存在だった。野球と出合い、亜大に進学するまで育った街に、プロ野球の監督として帰還した。「まさか、マツダに監督としてこっちに帰ってくるとは思わなかった。(高校卒業の)18歳までしか広島にはいなかったけど、旧友も、たくさんの思い出がある」と明かした。

5位と6位の対決となる。さらに今季、マツダスタジアムは1勝3敗2分けと負け越している鬼門だ。広島とは、2週連続で金曜からの3連戦。2~4日に神宮で対戦した際には床田、森下、中村祐の先発投手に3連敗を喫し、ゲーム差を広げられた。連敗ストップ、そして1つでも上の順位へ。「(対戦する)向こうの投手も一緒だし、ぜひなんとかしたいと思う。勝ちたいですね」と“ホームタウン”で浮上のきっかけをつかむ。