17日の広島-中日戦(マツダスタジアム)で、広島県立御調(みつぎ)高校主催によるALS(筋萎縮性側索硬化症)の啓発イベントが実施された。同校の3年生で前生徒会長の角森巴海さんが始球式で登板し「とても緊張しました。始球式や(イベント)ブースを出していただき、とてもうれしかったです」と振り返った。

同校元教頭の長岡貴宣さんがALSを発症したことをきっかけに、生徒会が先頭に立って約3年に渡り、支援活動を行ってきた。ALSの周知・啓発活動を行うため、昨年12月に同校から広島・松田オーナー宛に手紙を送ってこの日のイベントが実現した。角森さんは「後輩にも続けていってほしい。病気のことをたくさんの人が知ってくれればと思います」と願った。