股関節の違和感でリハビリを続けてきた巨人高木京介投手が、来季は育成選手から再出発する見通しになった。巨人は11日、高木に自由契約とすることを通知したと発表し、育成選手として契約する方針を示した。

高木はプロ9年目の今季、貴重な中継ぎ左腕として開幕から17試合に登板。阪神との開幕3連戦では2日連続で2死満塁のピンチで阪神の新外国人ボーアを抑えるなど「ボーアキラー」として存在感を発揮した。1セーブ、4ホールドでチームの開幕ダッシュに貢献。その後、股関節の違和感により、8月3日に1軍登録を抹消され、3軍でリハビリを続けてきた。

9月19日には川崎市のジャイアンツ球場で行われた3軍練習で、シート打撃に登板。140キロ台の直球に98キロのカーブを織り交ぜて20球を投げ「早く状態を上げてチームに貢献できるように頑張ります」と話していた。患部の完治を最優先にしながら、再び支配下登録を目指していくことになる。