NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP2020(29~31日)で2連覇を狙うヤクルトジュニアが、DeNAジュニアと練習試合2試合を行い、2勝を挙げた。1試合目は3-0と継投で完封リレー、2試合目は6-5と接戦になった乱打戦で逆転勝ちをおさめた。

視察に訪れた江幡秀則専務は試合後「2試合とも、ナイスゲームでした」と選手たちをたたえた。さらに「みんなが、最後まで集中力を切らさずに頑張ることが勝利への秘訣(ひけつ)だと思います。今日の2試合は、ベンチの声を含めて点数をつけるなら95点。あとの5点は、大会の試合で頑張ったら100点になります。4カ月間やってきた練習に自信を持って、試合に臨んでほしいと思います。あとは集中して、チーム一丸となって頑張ってください」とエールを送った。

2試合目に、2打席連続の本塁打を放った荒井優聖主将は「先制されたけど、ホームランを打てて、打線がつながって(4回に一挙)5点をとれたことが大きかった」と振り返った。

昨年、ヤクルトジュニアは同大会で14年ぶり2度目の優勝を飾った。今年は神宮球場と横浜スタジアムで開催され、本拠地での連覇がかかっている。野口祥順前コーチからは「大会に入ったらみんな緊張するから、キャプテンが大きな声を出して引っ張ることが大事」とアドバイスを送られたという。捕手としても存在感を発揮している荒井主将は「チームを引っ張ることができるように頑張りたい。みんなで、大会に万全な状態で出られるように準備をしたい」と意気込んでいた。