楽天田中将大投手(32)が19日、復帰後初実戦となる20日の日本ハムとの練習試合(金武)に向け、トレーニングを行った。この日はキャンプ休養日で、ドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)らとともに投手練習に参加。ランニング、キャッチボールなどで汗を流した。

日本では、球団初の日本一を決めた13年11月3日の巨人との日本シリーズ以来の実戦で、実に2666日ぶりとなる。「その日になれば気持ちも変わってくるだろうし、またその姿を見ていただける機会というのは、ニュースとかになってくると思うんですけど、皆さんに楽しみにしていただけたらなとは思います」と意気込んだ。

キャンプ第2クール初日の6日にチームに合流。ここまで計5度のブルペン投球を重ねるなど、順調にメニューを消化する。「自分の調整自体は順調にいっていると思うし、ゲームも入ってきて、またさらに強度が上がっていく感じにはなっていきますけど、ここまでは自分の思い描いている通りにできているかなと思います」と手応えを示した。

対打者を相手にした感覚、感触を実戦のマウンドで確認する。「自然と力とかも入ってくるとは思うので、その辺でのいろんなズレというものも出てくるでしょうし、いろんなところの感覚、感触を確認することができたらなと思います。自分のやりたいようにやるというか、確認したいことを重点的に投げることが大事だと思います」とテーマを挙げた。