巨人の高卒3年目左腕・横川凱投手(20)が新フォームに手応えを口にした。3軍戦に先発し、4回2安打無失点と好投した。

直球と変化球のコンビネーションを武器に4奪三振。「先発として当たり前のことを意識して。基本的なことを考えて投げました」と冷静に話した。

キャンプ後にフォームを変更した。山口2軍投手コーチや高橋2軍ブルペンコーチの助言を受け、右足を上げた際、大きく体を左にひねり、ためを作る独特なフォームから、左へのひねりが少なく、シンプルなフォームに修正。「しっくりくるようになってきた。ある程度まとまった状態。完璧ではないですけど、(フォームの)感覚的にはプロ入り後で一番いい」と十分すぎる手応えをつかんだ。

直近の実戦5試合では、8回11安打9失点。精彩を欠いたが「フォームがしっくりきていなかったのでそれを模索しながらやっていた」と振り返る。手探りの段階を終え、新フォームは完成に近づきつつある。いまだ果たせていない1軍初勝利へ。ミレニアム世代の左腕が成長を続けている。【小早川宗一郎】

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