青学大のスーパールーキー佐々木泰内野手(1年=県岐阜商)が、デビュー戦から2試合連続の本塁打をマークした。2回1死からの先制ソロで、打線をけん引。大学の先輩、井口資仁現ロッテ監督の持つ連続本塁打記録の4試合に1歩近づいた。中大は、プロ注目の皆川喬涼投手(4年=前橋育英)が大学初完投、初完封勝利で、優勝した19年秋以来の開幕4連勝。駒大は福山優希投手(3年=八戸学院光星)の初完投で今春初勝利を挙げた。

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スーパールーキーの誕生だ! 「5番・三塁手」で2試合連続スタメン出場した佐々木は0-0で迎えた2回1死、高めのスライダーをとらえて左翼スタンドまで運んだ。デビュー戦から2戦連発となる先制の2号ソロ。「高校でも2試合連続はなかったので、自信になる」と話した。

相棒のバットは、巨人坂本モデル。いろいろ試した中でオープン戦期間中に出会い「しっくりきている」という。高校時代はすべて金属バットで練習。引退後に木製へ切り替え、振る量を増やした。最初は苦労したが、今は打席で「芯がどこにあるか、感じながら」振っている。ロッテ井口監督も、オリックス吉田正も1年春は1本塁打止まりで、2戦ですでに上回った。さらに、目標とする井口監督が持つ東都の連続本塁打記録は4試合。「チームが勝つために、やっていきたい」と視野にとらえた。