ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が12日、パ・リーグ打者部門で3、4月度「大樹生命 月間MVP」に選出された。

来日3年目で初の受賞となった。開幕から全試合に先発出場し、3戦目以降は2番に固定。4月までにリーグ単独トップの10本塁打を記録し、24打点を稼いだ。

「チームの勝利に貢献できている数字を残せてとてもうれしい。1日1日、集中してできているのが結果につながっているのかなと思います。ホームランは狙っているわけではなくて、出ている、という感じです」。30歳を迎えたのを機にメジャー時代から体重を12キロ増やし、打席映像のチェックとフォーム修正を重ねて長打が増えた。91キロと公表しているが実際は98~99キロあるという。

マーティンはこれまでも要所でジャミラ夫人にハッパを掛けられてきた。家族は初受賞をともに喜んでくれたが「最近は三振が多くて、お父さんも奥さんも『ちゃんと集中しろ』と。実際にやるのとテレビで見るのとは違うって言ってるんだが(笑い)」とたじたじ。

チームは11日にソフトバンクに快勝し、2位に浮上している。「大事なのはプレーオフに進出してパ・リーグのチャンピオンになること。そうなることによって、きっと僕もいい数字を残していると思う。自分の数字に集中するより、それを目指して頑張りたい」と決意を新たにした。