未来永劫(えいごう)に続いていくであろう宿命のライバル対決は、新たな未知のステージへ-。巨人と阪神の「伝統の一戦」は、1勝1敗で迎えたこの日の今カード最終戦で通算2001試合目を数える。

前日15日の通算2000試合目は、巨人がジャスティン・スモーク内野手(34)の3号逆転3ラン。節目の一戦は巨人が制し、通算の対戦成績を1094勝835敗71分けとした。

15日終了時で、首位阪神とのゲーム差は3・5。今日の勝利で2・5に縮めるか、再び今季最大差となる4・5へと広げられてしまうのか。2位巨人にとって、2001回目の伝統の一戦は序盤の分岐点になる。

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15日試合後の巨人原辰徳監督(62)の主な一問一答は、以下の通り。

-節目の試合。しびれる試合だった

そうですね、ジャイアンツのOBの方も、タイガースのOBの方も、2000という数字をどういう思いでみていらっしゃったか。両軍ともに死力を尽くした良いゲームだったと思いますね。

-決勝点は5回2死走者なしからクリーンアップで

へっへっ(笑)、見事に2アウトからクリーンアップで3点を取った。良かったと思います。

-投手陣もよく粘って

サンチェスも自分の中では、かなり引っ張ったつもりです。リリーフ陣は打たれる前に、早めにという中で、しっかりと役割を全員が果たしてくれたと思います。

-伝統の一戦は1094勝目

まだまだ未来永劫(えいごう)続くでしょうし、そういう中で我々が2000回目という現場を預かっていることを幸せに感じて、また明日からの英気にするという風に思っております。

-原監督は通算1000試合目には3ランを放っている。特別な思いがある一戦ではなかったか

もう私のは忘れましたけれども、今日のゲームという、目の前の勝利を目指すということに徹してやっております。

-初回2死一、三塁で一塁走者丸と三塁走者梶谷が重盗を仕掛けて同点に

たまたまあの2人のランナーがやったんでしょう。

-試合を動かしていくという攻めの気持ちが出た

チャレンジャー精神というのは、勝負するにおいて非常に重要なポイントだと思っています。そういう意味では、そういうものを持った状態で試合に臨むことができているということだと思います。

-4回の好機でサンチェスに代打を送らなかった

やっぱり先発を降ろすというのは相当なる覚悟ですよ。1点ビハインドですけれど、サンチェスに懸けたというところで、流れは、まだ来るというところですよね。

-丸も本調子じゃない中で逆転への好機をつくった

もううちの中心バッターですから、チームをどんどん引っ張ってもらいたいと思いますね。