ヤクルトのライアンが前週から17回連続無失点と好調だ。前回対戦で2回0/3を1被弾含む7安打6失点と打ち込まれたDeNAに対し、小川泰弘投手(31)は8回まで三塁を踏ませなかった。「真っすぐに強い打者が多い中、強い球と曲げる球をうまく使えた。緩急となって真っすぐも生きた」。4勝目を挙げた。

丁寧に低めに制球され、空振りも取れた。2日にDeNAにやられた翌日に登録抹消。走り込みとトレーニングを重ねてキレを取り戻した。高津監督は「開幕投手をローテーションから外すっていうのは、すごく考える。でもこうやってまた彼らしい投球をしてくれるなら、いい時間だった」。完封した前週中日戦に続き、走って体を追い込んだ。再び好結果を生んだ。

16日に誕生日を迎えた。田口からは大きなシャンパンを贈られた。まだ口は付けていない。「ゆっくり飲める時に飲みたい。後輩が増えてきた。一緒に頑張っていきたいと思います。勝ちもいただいて、いいスタートが切れた」。30歳最後の登板も、31歳最初の登板もゼロ行進。頼れる背中をマウンドで見せた。

8回100球。2試合連続の完封も見えていたが、リードは1点で代打を出された。「もちろん最後まで投げられれば一番いいけど、勝つことが大前提。結果勝利しているのでよかったです」。チームは交流戦前の勝ち越しが決まった。【鎌田良美】

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