阪神大山悠輔内野手(26)は35日ぶりの1発から快音3連発だ。6号先制2ランから左前打、中越え二塁打で猛打賞を記録。ただ、チームは逆転負けを喫し「勝利が一番なので、やっぱり勝利につながらなかったことは悔しいです」と言葉に感情を込めた。

内容の濃い3安打だった。まずは1回裏2死一塁。フルカウントから左腕山崎福のチェンジアップをとらえ、バックスクリーン右に運んだ。3回2死一塁では山崎福の直球に食らいつき、三遊間を破ってチャンスメーク。6回1死では変則右腕比嘉の初球145キロ直球を強く打ち返し、ライナー性の飛球でフェンス手前まで持っていった。

5月上旬に背中の張りで戦線離脱し、同25日の交流戦開幕戦で1軍復帰。この日の1発は4月29日中日戦以来のオーバーフェンスでもあった。直近4戦のうち3戦で無安打に終わっていただけに、矢野監督も「ヒットは出るけど長打がなかなか出ていなかった。きっかけになる試合にしてくれたら」と今後に期待する。

試合後、主将は「自分なりに結果が出たことはプラスだと思う。それをどうやって勝ちにつなげるかをしっかり反省して、またチームが勝てるようにやっていきます」と力を込めた。次戦も変わらず、勝利のみを追求する。【佐井陽介】

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