阪神青柳晃洋投手(27)が今季初の甲子園で、今季最長の8回を投げ6安打1失点と好投した。

「雨柳さん」とも呼ばれる球界屈指の雨男。今季はここまで3度の甲子園での先発が予定されていたが、全て雨で流れていた。この日も朝から雨が降り続いていたが、午後5時前にやみ“4度目の正直”での先発となった。

2回先頭の柳田に中前打を浴び、続く中村晃に四球を与えるいやな流れも、後続を打ち取り無失点。直後の2回1死一、二塁で打席が回ると、球場に流れたのは徳永英明の「レイニーブルー」。ぴったりの打席登場曲を甲子園で初めて響かせ、犠打も初球できっちり成功。近本の2点適時打につなぐ大きな役割を果たした。

走者を出しながらも、持ち前の打たせて取る投球で粘投を続けた。8回先頭の栗原にソロ本塁打を浴びたが、失点はその1点のみ。強力打線を相手に安定感ある投球を見せた。