ソフトバンク森山良二投手コーチ(57)が新「勝ちパターン」構想を明かした。

9回は岩崎翔投手(31)で固定し、7、8回の2イニングについては「左(打者)のところで嘉弥真を挟んだり。3人で考えていきたい」とし、右のサイドスロー津森宥紀投手(23)、3年目右腕の板東湧梧投手(25)、左のサイドスロー嘉弥真新也投手(31)の3人を相性、状況に応じて使い分ける。勝ちパターンの一角だった泉圭輔投手(24)は直近8試合で7失点と下降気配で、新たな形で僅差のゲームをつかみにいく。

中でも板東の評価は急上昇だ。今季初登板でソロを浴びた後は7試合連続で無失点。森山コーチは「ある程度コントロールできるようになったし、緩いカーブとフォークもある。カーブとカットボールで左右も使える。頑張ってもらおうかなと思ってます」も期待を寄せた。

守護神森は5月下旬に左肘を手術して長期離脱が決定し、キューバ代表として東京五輪米大陸予選に出場したモイネロのチーム合流は23日以降。苦しい台所事情が続くが、12球団屈指の選手層の厚さでカバーする。【只松憲】

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